「投資したいけど時間がない…」
「投資に興味はあるけど、まとまったお金がない」
「働きながらでも、ムリなく運用したい」
投資に興味があっても、時間や資金に余裕がないと感じる方は多いはずです。
そうした中でも実践しやすいのが「自動売買」という運用手法です。
2021年5月からはじめて、12年後の2033年に毎月10万円のベーシックインカム(不労所得)を目指してトライオートETFとトライオートFXを運用しています。
この記事では、2025年5月時点の運用結果と、実際にどう感じたかを正直にシェアします。
トライオートETF・FXの特徴
- 目標:12年後に月10万円のベーシックインカム(不労所得)
- 方法:初期費用20万円、毎月3万円ずつ入金
- 管理:投資に使う時間は月に数時間
政策金利高のため、トライオートETFで思うように収益が出せない状況が続いているので、2023年12月から新たにトライオートFXをはじめました。
Contents
トライオートETF・FXってなに?
トライオートETF・FXは、インヴァスト証券が提供している「自動売買サービス」です。ETFやFXの取引を、自分でやらなくても、設定しておくだけで自動で売買してくれるんです。
僕がこのサービスを使い始めた理由は、シンプルに言うと「時間がないけど投資したい」と思ったから。使ってみて感じたメリットは、大きく分けて2つあります。
特徴①:初期費用が少なくてOK
不動産投資みたいに、いきなり100万円・1000万円が必要…なんてことはありません。トライオートETF・FXなら、数十万円から気軽にスタートできます。
実際、僕も最初は20万円+月3万円から始めました。
特徴②:取引の手間がかからない
設定をしておけば、あとはシステムが24時間、自動で取引してくれます。相場のニュースを追い続けたり、夜中にチャートを見る必要はありません。
「子育て中で忙しい」「副業もやってる」って人にもピッタリの仕組みです。
僕自身、平日はフルタイムで働いていますが、この自動売買のおかげで毎月「おこづかい」を受け取っています。
次に、そんなトライオートETF・FXでの今月の運用結果をお見せしますね。
今月の結果


今月の運用実績を次の表にまとめました。
運用方法 | 運用額 | 今月の利益 | 月利 |
---|---|---|---|
ETF | 60 万円 | +5,056 円 | +1.1 % |
FX | 209 万円 | +48,459 円 | +2.4 % |
合計 | 269 万円 | +53,515 円 | +2.0 % |
利回りも3.6%と目標の1%を大幅に超えているので順調に運用できています!
トライオートFXを導入したおかげで、ETF単体のときよりも収益が安定してきました。
これまでの実績(開始から4年2ヶ月)

これまでの運用実績は次の通りになります。
運用方法 | 入金計 | 累計損益 | 評価損益 |
---|---|---|---|
ETF | 60万 | -128,167 円 | -20,387 円 |
FX | 167万 | +422,872 円 | -429,974 円 |
合計 | 227万 | +294,705 円 | -450,361 円 |
ETFの累計損益がマイナスになっているのは、2023年6-7月に20万円超の損切をしたためです。損切をした理由は、保有しているだけで毎月数万円の「金利調整額」が発生していたから。
この経験から、以下のような教訓を得ました:
- 保有するだけで「金利調整額」が発生する
- ETFは金利が高い時期の長期保有は不利
▼この時の「学び」は次の記事で詳しく書いています。
👉 トライオートETFの長期保有は危険?金利調整額の確認方法と対策
計画との比較|遠回りしても日々前進
「実際の運用結果」と「運用計画(月利1%)」を比べたのが上のグラフになります。

今のところ14ヶ月遅れになっているので、運用目標と比べると、まだまだ道半ばです。
でも、2023年に損切りをしたタイミングから立て直し、2024年には黒字化。いまはトライオートFXとの併用で、運用は安定しつつあります。
計画とズレた時にどう対応するかが、成功のカギになると感じています。
運用方法
初期費用20万円からはじめて、毎月3万円ずつ運用金額を増やしています。

リスク管理
トライオートETF・FXでは口座に預けている証拠金が不足すると、ロスカット(強制決済、強制損切)と呼ばれる仕組みがあります。ロスカットになるとすべての設定が解約されてしまうので十分注意しなければなりません。
証拠金が減ってロスカットされないように、以下のルールを決めています。
- 有効比率150%を切ったら警戒(入金準備)
- 有効比率120%を切ったら即資金投入
- 予備資金として運用額の20%を目安に現金を準備
このようにあらかじめ運用のルールを決めておくことで、暴落時も落ち着いて運用することができます。
追加資金の投入
過去にはこのルールに従って、2回追加で入金しています。

金利で想定外の損失。僕が失敗から学んだこと
正直、当初は「株価さえ上がれば大丈夫」と思っていました。でも実際に運用してみて、想定外だったのが金利調整額の重さです。
- ✅ 想定していたリスク:株価の下落
- ❌ 想定していなかったリスク:高金利時代の“金利負担”の大きさ
特に2022年は、含み損+金利負担でダブルパンチ。このとき学んだのは、「チャートの形より“持ち続けるコスト”を見ろ」ということでした。
今では、運用前に金利調整額の発生量をチェックしながら、無理のないレンジと本数を決めています。
▼ 金利調整額の対策について詳しくはこちら
👉 トライオートETFの長期保有は危険?金利調整額の確認方法と対策
致命的な損失を出す前に、”失敗” を経験することができてよかったと思っています。
現在の運用設定
ここでは僕が実際に使っている設定をすべて公開します。初心者の方は参考程度に、経験者の方は見直しのヒントにしてください。
トライオートETF
現在保有している商品は「S&P500ダブル」で、2つの設定をしています。
設定1 | 設定2 | |
---|---|---|
商品 | SP500ダブル | SP500ダブル |
売買 | 買 | 買 |
スタート価格 | 110 | 85 |
レンジ幅 | 25 | 20 |
本数 | 50 | 40 |
数量(口) | 1 | 1 |
利確幅(ドル) | 1 | 1 |
カウンター値(ドル) | -1 | -1 |
金利調整額(円) | -4 | -4 |
3月までは「設定1」のみでしたが、4月に相場が下がっったので新たに「設定2」を追加しました。
金利調整額は2025年4月の参考値です。最新の値は公式サイトで確認してください。
トライオートFX
すべて、レンジ相場×プラススワップの組み合わせを重視しています。
設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | 設定5 | 設定6 | |
---|---|---|---|---|---|---|
商品 | EUR/GBP | EUR/PLN | AUD/NZD | AUD/NZD | USD/CHF | EUR/GBP |
売買 | 売 | 売 | 売 | 買 | 買 | 売 |
スタート価格 | 0.82 | 4.1 | 1.06 | 1.11 | 0.922 | 0.82 |
レンジ幅 (pips) | 800 | 2,000 | 800 | 800 | 900 | 800 |
本数 | 50 | 40 | 50 | 40 | 30 | 13 |
数量 (万) | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
利確幅(pips) | 20 | 100 | 20 | 20 | 20 | 20 |
カウンター値(pips) | 20 | 100 | 20 | 20 | 20 | 20 |
スワップ(円) | 114 | 74 | -23 | 23 | 130 | 114 |
現在の設定は、量が多いのと、EURに偏りすぎています。設定を取り消すか、注文数を減らそうと考えています。
▼トライオートFXの設定に関しては、こちらの記事で詳しく書いています。
👉 トライオートFX最新の設定
スワップポイントは2025年4月の参考値です。最新の値は公式サイトで確認してください。
投資全体のポジショニング
トライオートは、僕の資産形成の中では「自由をつくる投資」に位置づけています。次の表のとおり、NISAやiDeCoと住み分けながら運用しています。
運用方法 | 初期費用 | 月々 | 目標 |
---|---|---|---|
トラリピ | 24万円 | 2.5万円 | 月10万円の利益 |
トライオート | 20万円 | 3.0万円 | 同上 |
SPYD (ETF) | 0円 | 0.6万円 | 年間配当4万円 |
NISA・iDeCo | 0円 | 5.0万円 | 老後資金6000万円 |
自由になるお金をつくるのが「トラリピ、トライオート、SPYD」、将来に備えるのが「NISAやiDeCo」、という使い分けです。
ベーシックインカム
トライオートFXと同じよう「FX」の自動売買ができるマネースクエアの「トラリピ」というサービスを利用しています。
また、SPYDという米国株ETFを毎月1株ずつ購入しています。SPYDは年利5%の配当が期待できる人気の米国ETFで、年に4回配当を受け取ることができます。
老後資金
老後に向けた備えも別で進めています。 NISAとiDeCoを活用して、毎月5万円ずつ積み立て中です。
計画では、65歳までに6,000万円をつくって、そこから30年間、毎月40万円の“自分年金”として受け取る予定です。
税制優遇もあるので、老後資金づくりとしては効率がいい仕組み。今のところは毎月5万円ずつ、コツコツ積み上げています。
また、奨学金の返済があるので、もしものために「死亡給付金付の個人年金保険」にも加入しています。
まとめ:ETFだけに頼らず、FXとの組み合わせで安定運用へ
この記事では、2025年5月末時点でのトライオートETF・FXの運用結果や設定について書きました。
今月でトライオートETFを始めて4年1ヶ月目に突入。うまくいった時期もあれば、反省だらけの時期もありました。
2023年12月からはトライオートETFの不調を補うためにトライオートFXをはじめています。
当初の計画とは変わりましたが、最終目標の「月10万円のベーシックインカム」は変わりません。目の前の問題に臨機応変に対応していきながら、今後もコツコツ続けていきたいと思います。
遠回りしても、めざすのは「毎月10万円の自由」。トライオートETFとFXの“二刀流”で、これからも地道に積み上げていきます。
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