この記事では
- 全ETFの金利調整額のリスト
- 実際に発生している金利調整額
について紹介します!
「トライオートETFで利益が出ているはずなのに、なぜか資産が増えない…」そんな経験はありませんか?
実際の損益や建玉画面も交えて、金利調整額のリアルな実態と対策をわかりやすく解説します!
金利調整額ってなに?
トライオートETFでは、ポジションを保有すると、その建玉(買いまたは売り)に応じて金利調整額が発生します。
たとえば「買い」の場合は金利を支払い、「売り」の場合は受け取りになることもあります(ただし、売りでも支払いになるケースもあります)。
とくに今は米国の政策金利が高く、金利調整額も上昇傾向。
つまり…「持ってるだけでコストが発生する時代」なんです。
「トライオートETFで20万円超の損切り」や「金利調整額の怖さを思い知った」といった体験談でも触れたように、含み益があってもトータルでは損になるケースもあります。
最新版!全ETFの金利調整額リスト
次のテーブルは2025年4月1週目のものです。
全ての銘柄の「買」の金利調整額をまとめました。
銘柄 | 4月 | 3月 | 2月 |
---|---|---|---|
TOPIX連動ETF | -8.0 | -8.0 | -8.0 |
日経225ETF | -10.2 | -10.4 | -10.4 |
日経Wインバ | -3.3 | -3.2 | -3.0 |
日経レバ | -6.5 | -6.7 | -7.0 |
MSCIワールド | -6.7 | -6.7 | -7.0 |
破壊的イノベーション | -2.9 | -3.1 | -3.7 |
金融株トリプル | -9.2 | -9.7 | -10.5 |
中国代表株50 | -2.1 | -2.1 | -1.9 |
SPDRゴールド | -15.8 | -14.8 | -14.8 |
EU大型株ヘッジ | -2.8 | -2.8 | -2.8 |
高利回り社債 | -4.5 | -4.5 | -4.6 |
大型バリュー株 | -10.6 | -10.7 | -10.6 |
小型株 | -11.5 | -11.8 | -13.1 |
投資適格社債 | -6.1 | -6.1 | -6.2 |
ナスダック100 | -27.0 | -27.8 | -30.0 |
シルバー | -1.8 | -1.6 | -1.7 |
S&P500ETF | -31.8 | -32.5 | -34.6 |
S&P500ダブル | -4.8 | -5.1 | -5.6 |
ナスダック100トリプル | -3.5 | -4.0 | -4.8 |
原油ETF | -4.3 | -4.2 | -4.5 |
バンガード新興国株 | -2.6 | -2.6 | -2.6 |
恐怖指数ETN | -5.3 | -5.0 | -5.2 |
エネルギー株 | -5.3 | -5.0 | -5.2 |
金融株 | -2.9 | -2.9 | -3.0 |
資本財株 | -7.5 | -7.5 | -8.0 |
テクノロジー株 | -11.9 | -12.4 | -13.3 |
生活必需品株 | -4.6 | -4.6 | -4.6 |
公共事業株 | -4.4 | -4.4 | -4.5 |
一般消費財株 | -11.4 | -11.8 | -13.4 |
全体的によくなってきている傾向はありますが、まだまだ高い状況が続いています。
僕がトライオートETFを始めた2021年はこの1/10くらいの値でした。
※1口あたりの金利調整額(TOPIX連動ETFのみ10口あたり)単位:円
※最新情報は公式サイトをご確認ください。
実際の建玉画面から見る金利調整額
こちらは、僕が2025年1月に購入し、保有している「S&P500ダブル」の建玉照会画面です。

- 取引価格:100.00ドル (購入時の値段)
- 現在価格:74.97ドル (今の値段)
- 評価損益:-3,575円 (上記の差、円ベース)
- 分配相当額:+17円 (配当金)
- 未実現金利:-419円 (金利調整額)
評価損益は価格下落による一時的なものですが、金利調整額は保有している限り発生し続けます。
注目したいのが 未実現金利 -419円。
保有しているだけで、1口あたり400円以上がコストとしてかかっています。
1月の購入なので、保有期間は約3ヶ月。1ヶ月当たり約140円が保有コストとして発生していることに。
こうしたコストが積み重なると、数ヶ月〜数年で大きな差になります。
ETFかFXか?金利コストと運用スタイルで選ぼう
ETFはチャートに連動しやすく、銘柄の選定次第では魅力も十分。
でも、金利コストが高い現状では、放置運用や長期保有はデメリットが大きいです。
「今は高金利だから、ETFだけだと厳しいかも…」
そんな判断をして、2023年12月に同じく自動売買ができて金利コストが比較的低めの「トライオートFX」に一部資金を移しました。
今のところ、順調に利益を積み上げています。
まとめ:ETFは「金利調整額」に見合った運用を
- トライオートETFでは、買い・売りの両方に金利調整額が発生する
- 現在はとくに高水準で、長期保有はコストがかさむ
- 含み益があっても、金利調整額によって実質マイナスになることも
- コストを抑えたいなら、トライオートFXへの切り替えも検討を
最新の金利調整額は公式サイト をチェックして、計画的な運用を!