トライオート ベーシックインカム

【2025年10月最新版】トライオートETF全銘柄の金利調整額一覧と運用の注意点

「トライオートETFで利益が出ているはずなのに、なぜか資産が増えない…」

そんな経験はありませんか?

実はその原因、“見えないコスト”である【金利調整額】にあります。

ポジションを持っているだけで、じわじわコストが発生しています。

特に2025年現在、米国の政策金利は高止まりしていて、ETFを長期間保有する場合、この「見えないコスト」を無視できなくなっています。

この記事では、金利調整額の仕組みと最新データ、そして実践的な対策を、体験談を交えてわかりやすく解説します。


金利調整額とは?

トライオートETFではポジションを保有しているだけで、金利調整額(スワップのようなコスト)が発生します。。

  • 買いポジション:金利を支払う
  • 売りポジション:金利を受け取ることもある(ただし支払いになる場合も)

トライオートETFは、基本的に「買い」で運用するため、ほぼ確実に金利負担が発生することになります。

2020年頃は気にならないレベルでしたが、2025年現在は米国の政策金利が4%を超えています。

さらに「基準金利+9%」という独自の加算ルールにより、金利コストが非常に重くなっています。

実際に経験した“金利地獄”

僕自身、トライオートETFで20万円以上の損切りを経験しました。

利益が出ても、金利調整額が積み重なって最終的にマイナスに。

知らずに放置していたことが原因でした。

このとき学んだのは、「利益よりも金利負担が上回ることがある」という現実です。

詳細はこちらの記事で体験談をまとめています。
👉 トライオートETFで20万円超の損切り!失敗から学んだリスク管理のポイント


最新版!全ETFの金利調整額リスト(2025年10月)

トライオートETFで取り扱われている全銘柄の金利調整額を紹介します(直近6ヶ月)。

データは「買いポジション」の値で、各月1週目の金利調整額を掲載しています。
※1口あたりの金利調整額(TOPIX連動ETFのみ10口あたり)単位:円

📈 国内株関連ETF

銘柄10月9月8月7月6月5月
TOPIX連動ETF-9.0-9.0-8.0-8.0-8.0-8.0
日経225ETF-12.3-11.5-11.0-10.8-10.5-10.5
日経Wインバ-2.0-2.3-2.5-2.7-2.9-2.9
日経レバ-9.3-8.2-7.6-7.0-6.7-6.7
国内株関連ETFの金利調整額

国内ETFは全体的に-7〜-12円台で安定していますが、2025年に入り徐々に悪化傾向です。

💵 米国株・グローバルETF

銘柄10月9月8月7月6月5月
S&P500ETF-36.5-35.4-35.3-32.8-31.5-31.5
S&P500ダブル-6.1-5.9-5.7-5.2-4.8-4.8
ナスダック100-33.0-31.5-31.6-29.3-27.8-27.8
ナスダック100トリプル-5.6-5.1-5.0-4.4-3.8-3.8
MSCIワールド-7.6-7.4-7.3-6.9-6.7-6.7
EU大型株ヘッジ-2.8-2.8-2.8-2.6-2.7-2.7
大型バリュー株-11.2-11.0-10.9-10.4-10.1-10.1
小型株-13.3-12.9-12.3-11.6-11.0-11.0
破壊的イノベーション-4.6-4.2-4.3-3.8-3.1-3.1
米国株・グローバルETFの金利調整額

特にS&P500ETFとナスダック100は金利負担が重く、長期保有では注意が必要です。

⛏ 商品・債券・特殊ETF

銘柄10月9月8月7月6月5月
SPDRゴールド-19.2-17.2-17.0-16.5-16.4-16.4
シルバー-2.3-2.0-1.9-1.8-1.7-1.7
高利回り社債-4.5-4.5-4.5-4.3-4.3-4.3
投資適格社債-6.2-6.0-6.1-5.9-5.8-5.8
原油ETF-4.3-4.1-4.5-4.0-3.6-3.6
恐怖指数ETN-1.9-2.0-2.4-2.6-2.9-2.9
商品・債券・特殊ETFの金利調整額

ゴールド系ETFは引き続き高コスト。債券系は比較的安定しています。

🌏 新興国・セクターETF

銘柄10月9月8月7月6月5月
中国代表株50-2.3-2.1-2.1-2.0-2.0-2.0
バンガード新興国株-3.0-2.9-2.8-2.7-2.6-2.6
金融株トリプル-9.7-9.8-9.3-8.8-8.3-8.3
金融株-3.0-3.0-3.0-2.8-2.8-2.8
エネルギー株-5.1-4.9-4.9-4.6-4.4-4.4
資本財株-8.4-8.4-8.5-7.8-7.7-7.7
テクノロジー株-15.5-14.6-14.7-13.5-12.4-12.4
生活必需品株-4.4-4.4-4.5-4.3-4.4-4.4
公共事業株-4.8-4.7-4.8-4.4-4.4-4.4
一般消費財株-13.2-12.8-12.4-11.6-11.5-11.5
新興国・セクターETFの金利調整額

新興国系は比較的安定。一方で一般消費財株・金融株は負担が重い傾向です。

全体

全体的に、年初と比較すると悪くなってきています。

ちなみに、僕がトライオートETFを始めた2021年はこの1/10くらいの値でした。

金利調整額が高すぎるので、これから始める方は十分注意してくださいね。

※最新情報は公式サイトをご確認ください。


実際の建玉画面から見る金利調整額

こちらは、僕が2025年1月に購入し、保有していた「S&P500ダブル」の建玉照会画面です。

トライオートETFの未実現金利(2025年4月16日)
  • 取引価格:100.00ドル (購入時の値段)
  • 現在価格:74.97ドル (今の値段)
  • 評価損益:-3,575円 (上記の差、円ベース)
  • 分配相当額:+17円 (配当金)
  • 未実現金利:-419円 (金利調整額)

評価損益は価格下落による一時的なものですが、金利調整額は保有している限り発生し続けます。

注目して欲しいのは 未実現金利 -419円

たった3ヶ月の保有で、1口あたり約400円の金利コスト

1ヶ月で約140円、1年放置すれば1,500円以上の負担になります。

これが半年、1年と積み重なると、たとえチャートが回復しても「利益よりコスト負担が上回る」という結果になってしまいます。


ETFか?FXか?金利コストと運用スタイルで選ぼう

トライオートETFは、銘柄選びがシンプルで運用もしやすいのが魅力です。でも、現在の高金利環境では、長期保有にはリスクが伴います。

対策は大きく2つです。

  • ① 短期売買に切り替える
    金利負担がかさまないうちに売却し、利益確定を早めるスタイル。
  • ② トライオートFXに資金をシフトする
    FXは金利調整額の影響が比較的少なく、コストコントロールがしやすい。

①の短期売買に切り替える方法は手間暇がかかるので、諦めました。

僕は②の方法を選んで、2023年12月からトライオートFXに一部資金を移しました。

FXでは金利調整額(スワップ)の影響が比較的軽く、コストコントロールがしやすいです。

僕は2023年12月からFX運用を開始し、1年目で+16万円(利回り11.6%)を達成しました。

同じ自動売買でも、“コストの軽さ”が結果を左右する**ことを実感しています。

▼トライオートFX、1年目の結果はこちら
👉 トライオートFXの1年目の運用結果(+16万円、11.6%)

今のような高金利環境では、金利負担の少ないFXシフトが有効だと感じています。


まとめ:ETFは「金利調整額」に見合った運用を

トライオートETFは便利な自動売買ツールですが、仕組みを理解しないまま使うと意外なところで損失を出してしまうこともあります。

特に今のような高金利の環境では、「持っているだけで減る」という状態になりかねません。

この記事で紹介したように、金利調整額には銘柄ごとの差があり、実際の保有データをチェックすることも大切です。

この記事のポイント↓

  • トライオートETFでは、建玉保有時に金利調整額が発生する
  • 2025年はその負担が過去最大レベル
  • 適切な対策(短期売買 or FXシフト)を取ることが重要

最新の金利調整額は公式サイト をチェックして、計画的な運用を!

資産を守るためにも、放置運用に頼らず、「今できること」を行動に移していきましょう。

  

トライオートFX


  • この記事を書いた人

シロタ

30代から資産形成に挑戦中!

将来のお金の不安をなくしたくて、2019年から投資スタート。 資産ゼロ → 今は1400万円+月5万円の不労収入を達成!自動売買&積立でほったらかし運用を実践中。このブログでは、成功も失敗も含めてリアルな投資体験を発信してます!

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