トライオートETF

20万円超の損切。大損から学んだトライオートETFの注意点。

トライオートETFで20万円超の損切りをしたシロタです。

この記事ではインヴァスト証券が提供するCFDサービス「トライオートETF」で、僕が実際に20万超えの大損をした事例をご紹介します。

実際に大損した経験から、失敗しないためのコツについても徹底解説しています!

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なぜトライオートETFで失敗したのか?

なぜトライオートETFで20万円を超える損切りをだしてしまったのか?を時間の流れにそって説明します。

コロナショックからの物価の上昇

2020年3月頃に「コロナショック」と呼ばれる大暴落が起こりました。

大暴落以降は株価がどんどん上がっていき、その最中の2021年4月にトライオートETFを始めました。

この頃は、毎月順調に売買利益をだしていたことと、「金利調整額」がマイナスになっていても金額が小さかったため、その存在は知っていても気にせず放置していました。

2021年6月の損益

この頃の運用は順調どころか順調すぎました。

月4,000円の利益を目標に注文の設定をしていたにもかかわらず、2021年11月には11,000円も利益がでたり。

さらなる利益を求めて、12月には注文を増やし28,000円という過去最高の利益を出すことができました。

2021年12月の損益

この時に「金利調整額」が大幅に増えていることに気づけばよかったのですが、当時の僕は増えていく「利益」しか見えていませんでした…
 

【想定内】どんどん下がる株価指数

2022年1月以降、株価指数はどんどん下がっていきましたが、

上がることもあれば下がることもある

下がったとしてまた上がるだろうし大丈夫

という考えだったので、そこまで気にしていませんでした…

もちろん暴落するリスクは考えていたので、2021年12月のQQQの指数は400でしたが、250まで下がっても証拠金が維持できるような設定にしていました。

トライオートETFでは、証拠金維持率が100%を下回るとロスカットといわれる強制決済が行われてしまうので注意しなければいけません。

証拠金が120%まで下がるとお知らせのEメールが届きます。

下の画像は、2022年一月に届いたアラートメールの一部です。

プレアラートとアラートの嵐

お知らせのEメールが何通も届きはじめ、証拠金の下がるペースが異常に早かったことと、またどこまで下がるか見当もつかなかったので、早めに証拠金を増やすことにして40万円を追加で投入しました(2022年1月)。

「追加で資金を投入したし、ロスカットの心配はない。後は相場が回復するのを待つだけ。あとは放置しておけば大丈夫。」

そんな気楽な気持ちでいられたもほんの少しの間でした。
 

【想定外】どんどん上がる「金利調整額」

「価格が下がっても証拠金さえしっかり管理しておけば、いずれはプラスになるから大丈夫」と思っていたのがいけませんでした。

小さかったはずの「金利調整額」がどんどん上がっていき、それまでは月数百円程度だったものが6月には1万円近く発生。

2022年6月の損益

そして損切りする直前の2023年6月には5万円という、放置したくても放置できないような金額になっていました。

2023年6月の損益

そして損切

幸いにも株価指数がある程度戻ってきたので、2023年7月に大部分を、8月に残りのほとんどを売却。

来年の2024年には株価指数は回復するのではないかと思っているんですが、一度売ってしまったほうが総合的に損失が少ないと判断しました。

金利調整額はさらに上がっているので、損切りせずに放置していたら毎月の損が3万円を超えていたと思います。

マイナス20万円の一時的な損失を受け入れることで、毎月の数万円発生する損失を回避することにしました。

この判断がよかったか悪かったかはさておき、「これ以上マイナスが膨らむことがない」という安心感にほっとしていいます。
 

大損から学んだこと

この大損から学んだことは「金利調整額には要注意」にほかなりません。

勝手に金利調整額は変動しないものと思い込んでいたのがいけませんでした。

基準金利は変動する

トライオートETFで使用される金利調整額は次の基準金利に連動しています。

  • 日本銘柄:日銀無担保コール翌日物金利
  • 米国銘柄:米ドルの翌日物銀行資金調達金利

これらの金利が上場するとトライオートETFの「金利調整額」も上昇するので注意が必要になります。

トライオートETFの金利の推移

これまでの金利の推移を簡単にまとめたところ、2022年の上半期から急激に上昇しているのがわかります。

[JPY][USD]
2021年12月1.202%1.32%
2022年6月2.474%3.32%
2022年12月5.921%9.82%
2023年6月8.929%14.07%
2023年12月8.961%14.32%

インヴァスト証券「金利調整額」

米国の政策金利と金利調整額

米国銘柄について採用する基準金利は、米国の政策金利に影響を受けています。


急激なインフレを受けて米国は2022年3月から急速な政策金利の引き上げを行っています。

その金利水準は0.50%から2023年10月現在5.50%と11倍に上昇し、それに対応してトライオートETFの金利調整額も過去最大級の上昇をみせています。

また、金利だけではなく円安の影響もうけるため、金利調整額は急激な上昇となっています。(円安よりも、金利そのものによる影響の方が大きくなっているので、まずは金利に要注意)
 

今後

2023年12月13日、FRBの会合の参加者による政策金利の見通しが示されました。9月時点の見通しよりもさらに金利が下がるという予測になっています。

今回の会合では、2024年末時点の金利水準の中央値は4.6%、2025年末時点では3.6%、2026年末時点では2.9%という予測になりました。

政策金利が下がっていけば、トライオートETFの金利調整額も下がっていくはずなので、その時は、トライオートETFを本格的に再開しようと思います。(現在は、資金のほとんどをトライオートFXに移動して運用しています。→最新の運用報告) 
 

まとめ

今回は「トライオートETFの大損」とその「対策」について紹介しました。

失敗しない方がよかったと思いますが、悪かったことばかりでもありません。

投資を始めた早い段階で金利調整額について学べたことはきっと今後の投資に役立つと思います(投資をやる前に学べていたら一番よかったんですが)。

済んでしまったことはくよくよしていてもしかたないので、今回のマイナス20万円の損失を笑い話にできるくらい、これから運用していこうと思っています!

ただ、2024年1月現在、金利はまだ高い水準となっています。

今トライオートETFを本格的に再開する時期ではないと思うので、金利が下がるまではトライオートFXを併用して運用を続けていくつもりです。

トライオートETF・FXの最新の運用結果
 

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  • この記事を書いた人

シロタ

投資歴4年/奈良在住の30代の会社員/不安のない老後を目指して資産運用に挑戦/12年後に月20万円のセルフベーシックインカム(トラリピ、トライオートETF・FX、SPYD)/老後に月22万円の自分年金(NISA、iDeCo)/

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