トライオートETF ベーシックインカム

トライオートETFの長期保有は危険?金利調整額の確認方法と対策

2022年年初から続く米国株式市場の下落と米国長期金利の上昇で、トライオートETFの金利に関する問題が注目されています。

それは、トライオートETFではポジションを保有していると、放置している間に資産が減ることがあるからです。

そのため、マイナスをもたらす金利調整額を適切に把握して対策を講じることが重要になります。

この記事では、実体験から学んだ金利調整額の確認方法と対策について説明します。
 

金利調整額とは

トライオートETFのような「信用取引」では、金融商品を購入するために、証券会社からお金を借りて取引をすることになります。

このとき、この借りたお金に「金利」という利息がかかります。

金利調整額とは、証券会社が借りたお金の金利を調整することで、投資家に与える影響を示す指標のことです。

具体的には、金利調整額が高くなると、投資家が借りたお金の利息がふえてしまい、投資家の利益が減少する可能性が高くなります。

つまり、金利調整額が高くなればなるほど、投資家にとっては不利な状況になります。
  

長期保有による金利のダメージ

金利調整額がどれくらい影響を僕の実際の2023年3月の取引結果を紹介します。

売買による利益は1929円でしたが、金利による損益が-51,946円でてしまったため、この月は合計で-48,469円のマイナスとなりました。

トライオートETFは売・買にかかわらず、保有するだけで金利が発生してしまうので長期保有となる場合には十分注意が必要です。

僕がトライオートETFを始めた当初はこの金利の恐ろしさをわかっていなかったため、今のようなマイナスの運用になってしまっています。

これからはじめらる方は、金利額や相場のトレンドに十分注意してくださいね。
 

金利調整額の確認方法

スマホのアプリで簡単に確認できるので、その手順を紹介します。
(パソコンからも同じように確認できます)

確認方法① 自分の建玉で確認

 1.①画面下部の「照会」をタップし、②照会画面で「建玉照会」をタップし、③確認したい建玉をタップする。

2.画面下の方の「金利等(円)」の項目で金利調整額を確認できます

この画面を撮影したのが2023年4月10日なので、10日で-160円、1日に換算すると-16円の金利調整額が発生していることが確認できます(未確定分は3月31日にリセットされています。※3ヶ月に一度清算があります)。

以前はこんなに高額ではなかったんですが、米国の金利の上昇とともに「金利調整額」もあがってきました。

また、2022年1月18日に保有してからこれまで合計で3,412円の金利が発生していることもわかります。
 

確認方法② お客様サポートの金利調整額で確認

各銘柄の金利調整額を知りたい場合はお客様サポートの金利調整額で確認することができます。

1.①画面下部の「メニュー」をタップし、②「お客様サポート」をタップします。

2.「ETF金利調整額」をタップします。

3.下のような画面が出てくるので、確認したい金利調整額のPEFファイルをタップすると確認することができます。

一例として、一番上の「今週の金利調整額(速報)」は次のようになっていて、全ての銘柄の金利調整額を確認することができます。

ちょっと見にくいですが、「ナスダック100」の場合「買い」の1建玉に1日「-16.212円」の金利調整額がつくことがわかります。(※2023年4月10日~14日までの速報なので確定の金額ではありません。)

言い方を換えると、「ナスダック100を1単位保有すると1日16円かかる」ということもできます。
 

建玉を1年間保有したら金利はどれくらい?

上の表で「ナスダック100」の場合、1日の金利が-16円なので、1年間保有した場合は-16×360=-5760円の金利が発生します。

同じく1年間保有する場合でも、「ナスダック100トリプル」は1日の金利が-1.4円なので、1年間保有した場合でも、金利は-1.4×360=-504円にしかなりません。

同じような値動きをする商品でも金利が大きく違うので、商品を選ぶときには注意が必要です。

ただ、残念なことに、2023年4月現在「ナスダック100トリプル」は新規の「買」注文が制限されているため購入することができません。

そのため、今は「S&P500ダブル」をメインに購入しています(2023年4月現在)。
  

金利に苦しむ最新の運用状況

私のトライオートETFの運用実績はこちらで随時公開しています。

2023年3月現在、今までの売買利益よりも金利調整額によるマイナスのほうが大きくなってしまいました。

しばらくは金利が高い状況が続きそうなので、資産は減っていきそうです。

 
12年後に10万円のベーシックインカムを目指すトライオートETFの運用記録
 

トライオートETFを始めるには

トライオートETFを始めるにはインヴァスト証券で口座開設が必要になります。

2023年4月現在、トライオートETFでは口座開設完了+口座開設月の翌月末までに「トライオートETF」の自動売買取引を行い、条件を達成すると、5000円~のキャッシュバックを受けられます。

   
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この記事では、トライオートETFにおける金利の注意点を紹介しました。

どんな投資にもメリット・デメリットはあるし、リスクがゼロの投資はありません。

この記事から「長期保有による金利調整額の怖さ」と「注意点」を学んでもらえたと思うので、これから始める方はこの学びを活かしてくださいね。
 

トライオートETFが向いている人

ほったらかしでも運用できるのが「トライオートETF」の一番の強みだと思います。

一日中パソコンの画面に張り付いたりする必要がないので、フルタイムで働く会社員や子育て中の方でも続けやすい投資方法になっています。

また、商品の注文の仕方も、稼いでいる投資家の設定を真似することができるので、未経験の方でも始めやすくなっています。

金利調整額に注意して商品を選んでくださいね。
 

   
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  • この記事を書いた人

シロタ

投資歴4年/奈良在住の30代の会社員/不安のない老後を目指して資産運用に挑戦/12年後に月20万円のセルフベーシックインカム(トラリピ、トライオートETF・FX、SPYD)/老後に月22万円の自分年金(NISA、iDeCo)/

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