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トライオートETFで20万円超の損切り!失敗から学ぶリスク管理のポイント

こんにちは、シロタです。

今回は、ぼくがトライオートETFで『20万円以上の損切り』を経験した実話と、そこから学んだリスク管理のポイントをシェアします。

結論から言うと、金利調整額を甘く見ていたことが、すべての始まりでした。

この記事では、そのときの状況や失敗の原因、そして今後に活かすための具体的な対策まで詳しく解説します。

  • 投資を始めたいけど、大損するのが怖い
  • FIREを目指したいけど、どう運用すればいいの?
  • 老後のお金、投資で増やしたいけどリスクが心配

こんな方には、とくに役立つ内容になっていると思います。


トライオートETFとは?

カンタンに言うと、ETFを自動で売買できるサービスです。

提供元はインヴァスト証券。設定しておけば、ほったらかしでも取引してくれます。

特徴は以下の3つ。

  • 自動売買なので時間がなくてもOK
  • リスク管理を細かく設定できる
  • 少額からスタートできる

便利そうに見えますが、リスクを甘く見ると痛い目にあいます。


20万円超の損切りをした理由

時系列でふりかえります。

2021年:調子に乗ったスタート

2021年4月にトライオートETFをスタート。

「月に4,000円くらい利益が出たらいいな」と思って始めましたが、想像以上に好調な滑り出しでした。

2021年6月の損益。

11月には約11,000円、12月には28,000円を超える利益が出て、「これは勝ちパターンだ!」と判断。

2021年12月の損益

気づけば、目先の利益に気持ちが引っ張られて、注文をどんどん追加していました。

当時は、うまく回ってるから大丈夫でしょ、くらいの感覚でした。

この時に「金利調整額」が大幅に増えていることに気づけばよかったのですが、当時の僕は増えていく「利益」しか見えていませんでした…
 

2022年:含み損が増える中、“金利調整額”には気づかず

2022年に入って、株価が少しずつ下がりはじめました。

でも「そのうち戻るだろう」と軽く考えてしまい、特に手を打たずに放置していました。

トライオートETFでは、証拠金維持率が100%を下回るとロスカット(強制決済)が発生してしまうため、管理がとても重要です。

証拠金維持率が120%を下回ると、ロスカット警告メールが届く仕様。

実際、2022年1月末には警告メールが毎日のように届いて焦りました。

プレアラートとアラートの嵐

慌てて40万円を追加投入して証拠金維持率を回復。

「これでしばらく大丈夫でしょ」と安心しきってました。

しかしこのときも、金利調整額の増加にはまったく気づいていませんでした。
 

見落としていた最大のリスク”金利調整額”とは?

じわじわと資金を削ってきたのが「金利調整額」。

2021年は数円〜千円程度だったので、完全にノーマーク。

ところが、

  • 2021年6月 → 数十円
  • 2022年6月 → 約1万円
  • 2023年6月 → 約5万円

という感じで、一気に増加。

2023年6月の損益、金利調整額は5万円超

毎月の利益が帳消しどころか、完全に赤字へと転落。

ポジションを多く持っていた分、ダメージは深刻でした。

気づいた時にはもう遅く、泣く泣くすべてのポジションを損切り。

最終的な損失は20万円オーバーでした。


大損から得た3つの教訓

この失敗から、ぼくは以下の3つを学びました。

1. 金利調整額の小さい商品を優先的に選ぶ

「金利調整額=毎月のマイナスコスト」と考えています。

そのため、金利調整額が小さい商品での運用を優先させます。

2. 金利調整額は毎月チェック!

「金利調整額」は変動する。

低いと思って放置していると、いつの間にか上がっていて利益が全部吹き飛び可能性もあるので要注意(公式サイト「金利調整額」)。

3. 政策金利の動きも意識する

金利調整額は政策金利に連動。

アメリカの金利が上がれば、金利調整額も当然アップします。

金利の動向は予測も出ているので、参考にしない手はありません。


金利調整額の正体と今後の対策

ここでは、金利調整額の仕組みについて少しだけ解説します。

金利調整額は基準金利に連動

金利調整額は基準金利とインヴァスト証券の手数料を合わせたコストです。

金利調整額=基準金利+手数料

最近の米国銘柄の金利調整額と米国政策金利の関係をグラフにしてみました。

政策金利と金利調整額が連動しています。

そのため、政策金利が上がれば、金利調整額も上がります。

今後の金利の見通し(政策金利)

FRB(アメリカの中央銀行)が年に数回、政策金利の見通しを公表しているので、今後の運用の参考にしましょう。

予測によると、しばらくは高金利が続きそうなので、金利調整額も高止まりが続くと考えています。

なので、トライオートETFで運用するのはリスクが高いと判断して、金利が下がるまではトライオートFXも併用する戦略に切り替えました。

トライオートFXの設定や、実際どれくらい利益が出てるか?気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください▼

トライオートETF/FXの最新の運用状況


まとめ:リスクを理解してから始めよう

トライオートETFは、自動売買できて便利な一方、仕組みやリスクをちゃんと理解してないと痛い目にあいます。

今回僕が学んだことは、

  • 金利調整額の影響は想像以上にデカい
  • 証拠金維持率は命綱みたいなもの

ということ。

これから始める方は、僕の失敗をうまく活かしてくださいね。

まずは少額から。ゆっくり慣れていきましょう。


  • この記事を書いた人

シロタ

将来のお金の不安を減らすため資産運用しています。

投資6年目|資産0→1400万円|月の不労収入5万円|奈良在住の40代の会社員|自動売買と自動積立で手間のかからない投資を継続|ブログでは投資のありのままを発信!

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