SPYD(SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF)を、元手ゼロから毎月1株ずつ積み立ててきました。
気づけば、もう2年目です。
最初は「とりあえず1株からやってみよう」と軽い気持ちで始めたのが、今では24株まで増えました。
今回の記事では、SPYDの魅力やメリット・デメリット、実際の運用結果をもとに、資産形成に興味のある方や初心者でも安心して取り組める投資方法を詳しくご紹介します。
Contents
SPYDの特徴と魅力
SPYDは、S&P500の中でも高配当の80社に分散投資できるETF。
ざっくり言うと、アメリカの「配当が多い企業」をまとめて買える商品です。
配当は年4回(3月・6月・9月・12月)。
1回ごとは少額でも、積み上がると確かな収入になります。
しかも1株6,000〜7,000円台と手の届きやすい価格。
無理なく、気楽に始められる価格帯なのが嬉しいところです。
SPYDの主なメリット
- 高い配当利回り
直近ではおよそ4.5%前後。もし100万円分を投資していれば、年間で4万〜5万円の配当が入ります。 - 少額からの投資が可能
2025年10月の時点で1株は約45ドル(6,500円ほど)。他の米国ETFに比べてもかなり始めやすい値段です。 - 運用コストが安い
経費率はわずか0.07%。長期投資にはこの「低コスト」がじわじわ効いてきます。
デメリットと注意点
- キャピタルゲイン(売買益)が得にくい
SPYDは“株価の上昇”よりも“配当”を重視するETF。そのため、大きな値上がりはあまり期待できません。 - 景気変動の影響を受けやすい
構成銘柄には金融や不動産が多く、景気が悪化すると一時的に配当が減るリスクもあります。 - 米国の税金が発生する
配当には10%の米国課税があり、さらに日本でも20.315%がかかります。でも、NISA口座を使えば日本での課税分は非課税になるので、僕はNISAで運用しています。
2年間の運用実績とリターン
僕のSPYD投資は楽天証券のNISA口座で行っていて、毎月自動で1株ずつ購入しています。
2年目の資産状況は次のようになりました。

- 入金額:137,035円
- 評価額:170,454円(+33,419円)
- 保有株数:24株
- 配当金:36.69ドル(約5,283円)
配当収入も順調に増えてきています。今後は配当で得た金額を再投資していく予定です。
続けてみて感じたこと
やっぱり投資は「焦らず続けること」が一番。
1年目は含み損が多く、結果としてはマイナスに。
でも、コツコツ買い続けて2年目ではプラスに。

地味だけど、この積み重ねが本当に効いてきます。
続けることの大切さを日々実感しています。
NISAで効率よく育てる
僕は楽天証券のNISA口座でSPYDを買っています。
NISAなら、配当にかかる税金がゼロ。
つまり、受け取った配当をそのまま再投資できるんです。
しかも楽天ポイントでも購入できるから、現金を節約しながら投資を続けられるのもうれしい。
ムリせず続けられる仕組みが整ってるのが、楽天証券でのSPYD投資のいいところです。
今後の方針
これからもSPYDは“安定収入の土台”として続けます。
ただ、より効率的に資産を増やしたいので、トラリピやトライオートのような自動売買も併用しています。
SPYDで安定を、トラリピ・トライオートで成長を。
この組み合わせが、僕にとってのベストバランスです。
| 投資方法 | 初期費用 | 月々 | 目標 |
|---|---|---|---|
| トラリピ | 24万円 | 2.5万円 | 月10万円の不労所得 |
| トライオートETF・FX | 20万円 | 3.0万円 | 月10万円の不労所得 |
| SPYDの積立 | 0円 | 0.6万円 | 年間配当4万円 |
| NISA・iDeCo | 0円 | 5.0万円 | 老後資金5000万円 |
トラリピやトライオートは、値動きを活かして“自動で売買”してくれるタイプ。その分リスクもあるけど、上手く運用できればリターンも大きいです。
一方のSPYDは「安定型」。値動きに一喜一憂せず、配当でじっくり資産を育てるタイプです。
NISAやiDeCoは、老後資金をコツコツ積み上げる長期戦。税制優遇を活かしながら、“将来の安心”をつくる投資ですね。
僕自身、この4つをバランスよく組み合わせることで、安定×成長の両立を意識しています。
最後に:あなたに合った投資スタイルで資産形成を
資産運用は、「どれくらいリスクがとれるか」や「いつまでにどれくらい欲しいか」など、一人ひとりのリスク許容度や目的に応じて最適な方法を選ぶことが大事になってきます。
この記事で紹介したSPYDの積立のように、小額から安定した配当収入を目指す投資方法は、初心者でも無理なく始められる安心感があります。
一方で、「もっとリターンを狙いたい」という人は、トラリピやトライオートなどの自動売買型の投資もおすすめです。
うまく組み合わせれば、リスクを抑えながら効率よく資産を増やせます。
投資に慣れていない方は、まずはNISA制度を使って、SPYDや投資信託で少額から始めてみるのがいいと思います。
ちょっときつい言い方になるかもしれませんが、何もやらないこともリスクになります。
物価が上がり続けている今、預貯金だけではお金を守りきれません。
小さく始めて、コツコツ続ける。
それが、将来の安心につながるいちばん確実な方法だと感じています。
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